2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ふとした契機でカジサックと笑い飯の共演動画を見た際、笑い飯の哲夫が何気なく言ったことに考えさせられた。 笑い飯は幾度もM1決勝に出場しながらも優勝に一歩手が届かないことで有名であった(2010年に遂に優勝)。カジサックを含めダイアン、NON STYLEと様…
郵政民営化なんてのが最も印象的ですが、最近の水道民営化案で揺れる日本と同じく、高福祉高負担国家スウェーデンでも民営化は最大の政策上の関心の一つであります。中でも、介護産業は、元来政府が税金で運営していた業界であるため、その民営化が非常な注…
NetflixのCrownってシリーズは、イギリスのエリザベス2世陛下の若かりし頃を扱っておりまして、同じ王室を頂く国の出身者として考えさせられるところも多いわけです。物語の冒頭、若き女王が民主主義の時代における王室の意義について葛藤していると、女王の…
歳が変わりまして、いよいよテストの季節になってまいりました。中学校受験にはじまり、年の初めというのは常に大事なテストが目白押しでして、入学試験、期末試験、センター試験と、学生を困らせるイベントが盛りだくさんって具合なんですな。 僕個人は筆記…
リクエストをいただいたので、少し長めに書いてこうかなと思っとります 早速ですが、以下のような状況を想像してください。 あなたは大学生で、昼休みに自分の大学のキャンパス内を歩いています。授業も一通り終わって、徐々に日も傾いてきています。そんな…
一人暮らしの老人は認知症になりやすいぜ、っていうのは高齢社会学では長年指摘されてきた問題点でありまして、いわゆる「独居老人」の問題を解決しようと行政も市民団体も研究者もこぞっていろいろな施策を打っている昨今ですが、そんな中、客観的に孤独な…
昨年スタンフォード大学のサマースクールに参加したんですが、その主目的の一つはマインドフルネスのメッカ、スタンフォード大学でマインドフルネス=瞑想が如何様に教えられているか体験しに行くこと。教室に入ってみるとあらビックリ、高校生から博士課程…
「お年寄り」「若者」なんて世代論にはじまり、「男」と「女」、「学者」と「実業家」などなど、社会を様々グループ分けして話をすることは日常茶飯事じゃないかと思っておりまして、最近の若者はSNSのせいで人間関係が希薄だ、なんて具合に特定のグループに…
前回は女性の性的欲求について記事にしましたが、今回は男性の欲求について紹介しようかなと思っております。引き続き、The Evolution of Desire、よろしくお願いいたします。 naoshiaut.hatenablog.com The Evolution of Desire: Strategies of Human Matin…
好きにな友人のうち、BIG5でいう神経症傾向が高いような人が多いことなんかから、精神病関連の研究に興味を持ち始めたんですけれども、今回は双極性障害に関するアメリカ・ミシガン州のコホート研究の結果に関する論文をメモ。 双極性障害ってのは一般に躁鬱…
日本にいたころ、スウェーデン政治の手頃な入門書が分かんなくて困ってたので、いくつか紹介。 本日紹介するのは以下の2つ。 Alestalo, M,. Hort, S., and Kuhnle, S. (2009), "The Nordic Model: Conditions, Origins, Outcomes, Lessons", Hertie School o…
進化心理学の入門書として読んだThe Evolution of Desireって本が、男女の性戦略に関する科学的知見の宝庫で、非常に面白かったのでメモ。最新の2016年版は英語版しかありませんが、旧版は日本語訳されているようなので興味あればぜひ。 The Evolution of De…
最近、片っ端から著作を読んでるのが、ルンド大学のヨンソン博士なんですが、彼のメインテーマの一つがAgeism(高齢化は心身の弱体化と不可避に結びついているという考え方、或いはそれに基づく行動やシステム)を如何に克服するかってことでありまして、それ…
「汝自身を知れ」は「そだねー」もびっくりの、世代と地域を超えた流行語大賞なわけですが、この格言を冠した論文がドイツ、マックスプランク研究所の研究者らから発表されました。念のためですが、「そだねー」ではなく、「汝自身を知れ」の方です。 近年、…
恥ずかしながら、実際に訪れるまではスウェーデンって白系ネイティブ・スウェーデン人だらけだと勘違いしてたんですが、実のところ世界指折りの移民国家だったわけであります。 数字上で見ますと、2014年時点で全人口の16%が外国で生まれた人なんだと。ちな…